はじめに
バックグラウンドアクションは、Web管理コンソール(my.splashtop.com)からWindows(Windows7以降)、Mac OS(10.11以降)の診断ツールに直接アクセスできるSplashtopの新機能です。
現在、下記の機能がご利用いただけます。
- タスクマネージャー(Windows およびMac OSのみ)
- レジストリエディタ (Windows のみ)
- デバイス管理者 (Windowsのみ)
- サービス管理者(Windowsのみ)
※10.15以前のMacOSのバージョンは、お使いのWebブラウザによって互換性が異なります。
対応製品とプラットフォーム
サブスクリプション
バックグラウンドアクションは、次のサブスクリプションでご利用できます。
- Splashtop Remote Support (Premium)
- Splashtop Enterprise (技術者ライセンス)
プラットフォーム
- リモートタスクマネージャーは、次の場合にご利用いただけます。
- Businessアプリ(v3.5.6.0 以降): Windows、 Mac
- ストリーマー(v3.5.6.0 以降): Windows、 Mac
- リモートレジストリエディタは、次の場合にご利用いただけます。
- Businessアプリ(v3.5.6.0 以降): Windows、 Mac
- ストリーマー(v3.5.6.0 以降): Windows
- デバイス管理者は、次の場合に使用できます。
- Businessアプリ(v3.5.6.0 以降): Windows、 Mac
- ストリーマー(v3.5.6.0 以降): Windows
- サービス管理者は、次の場合に使用できます。
- Businessアプリ(v3.5.6.0 以降): Windows、 Mac
- ストリーマー(v3.5.6.0 以降): Windows
使用方法
Web管理コンソール(my.splashtop.com/my.splashtop.eu)の場合
「 コンピュータ」または「 管理 」⇒「 すべてのコンピュータ」タブからバックグラウンドアクション画面にアクセスできます。「コンピュータ」を選択⇒右側の歯車マークをクリックします。次に、バックグラウンドアクションを選択します。新しいブラウザタブが開き、選択したバックグラウンドアクションが表示されます。
Businessアプリの場合
コンピュータリストでコンピュータを選択し、バックグラウンドアクションアイコンをクリックします。次に、バックグラウンドアクションを選択します。新しいブラウザタブが開き、選択したバックグラウンドアクションが表示されます。
重要: Splashtopストリーマーがv3.5.8.0 で実行されている場合、バックグラウンドアクションを使用できるようにするには、まずアカウントの 2段階認証 を設定する必要があります。バックグラウンドアクションにアクセスしようとすると、最初に2段階認証を設定するように求められます。
Web管理コンソール:
Businessアプリ:
Splashtopストリーマーがv3.6.0.0以降で実行されている場合、2段階認証は不要になり、WindowsまたはMacの認証情報で認証できます。
チーム設定:
バックグラウンドアクションの設定は、Web管理コンソール内の「 管理」⇒「 設定 」⇒ 「機能構成 」から設定できます。初期値では、バックグラウンド設定は管理者とオーナーに対して有効になっています。オーナーアカウントへのアクセスを制限したり、チームメンバーへのアクセスを拡張したりすることもできます。
ストリーマー側の動作
バックグラウンドアクションは、リモートセッションの一種として扱われます。バックグラウンドアクションを開始すると、対象のエンドポイントのストリーマーに次のようにセッションステータスが表示されます。
さらに、セッションインジケーターや接続ポップアップが表示されます。バックグラウンドセッションには、次のスクリーンショットに示すように、専用のアイコンがあります。
リモートセッションに関しては、セッションインジケーター、セッションポップアップ、またはその両方を表示するかどうかをWeb管理コンソールで設定できます。設定する場合は、「 管理 」⇒「 設定 」⇒「無人アクセス」 ⇒「 セッションインジケーター」の順で進み設定します。
セッション履歴
Web管理コンソールからバックグラウンドアクションのセッションログにアクセスできます。「履歴」⇒ 「エンドポイント管理」⇒「バックグラウンド動作セッション」を選択します。
リモートタスクマネージャーを使用すると、直接接続したり、リモート接続でユーザーを中断したりすることなく、 Splashtopから直接 Windows タスクマネージャまたはMac OSアクティビティモニタにアクセスできます。
バックグラウンドアクションのタスクマネージャーを選択すると、新しいブラウザが開き、下記のページが表示されます。
a)ここから別のバックグラウンドアクションに切り替えできます。
b) プロセスを選択し「タスクの終了」から終了できます。
c)検索とフィルタリング:
レジストリエディタを使用すると、直接接続したり、リモート接続でユーザーを中断したりすることなく、 Splashtopから直接Windowsレジストリエディタにアクセスできます。
バックグラウンドアクションのレジストリエディタを選択すると、新しいブラウザーが開き、下記のページが表示されます。
a)新しいキーを追加します。
b) キー値を変更します。
c)キーの名前を変更します。
d)キーを削除します。
デバイス管理者を使用するとリモートPCに、直接接続したり、リモート接続でユーザーを中断したりすることなく、 Splashtop内から直接Windowsデバイスマネージャーにアクセスできます。
バックグラウンドアクションのデバイス管理者を選択すると、新しいブラウザタブが開き、次のページが表示されます。
次に、ネットワークアダプタなどのハードウェアを選択できます。
左上隅に表示される「操作ボタン」からデバイスを有効または無効にする選択ができます。クリックすると次のようになります。
「有効」または「無効」をクリックするとすぐに確認ウインドウが表示されます。
デバイスの横には、ステータスを示す3つの異なる記号が表示されます。
記号 | 記号の意味 | コード* |
デバイスは無効になっています。 |
22 | |
デバイスには重大ではない問題があります。 | 1, 3, 9, 10, 12, 14, 16, 18, 19, 21, 24, 28, 33-44, 46-5 | |
デバイスに重大なエラーが発生し、正しく機能できません。 |
22, 29, 31, 32, 45 |
サービス管理者を使用すると、リモートPCで直接接続したり、リモート接続でユーザーを中断したりすることなく、 Splashtop 内からWindowsサービスマネージャーに直接アクセスできます。
バックグラウンドアクションのサービス管理者を選択すると、新しいブラウザタブが開き、次のページが表示されます。
各サービスのスタートアップタイプの変更ができます。現在のステータスをクリックします。「Manual」にはいくつかのオプションが表示されます。
スタートアップタイプの種類を変更すると、リモートPCで即座に適用されます。
右側には、各サービスの現在のステータスを変更できるアイコンがいくつかあります。
「一時停止」機能はサービスではご利用できないことが多いため、グレー表示されておりますのでご了承ください。
これらのアクションはシステムレベルで実行され、現在サインインしているWindows ユーザーの権限を無視します。