キーボードショートカットのサポートが強化され、ユーザーがBusinessアプリを使用してリモート接続する際のワークフローを最適化できるようになりました。
主な違いは、ショートカットを接続元(ローカル側)または接続先(リモート側)のどちらに適用するかをユーザーが決定できるようになったことです。
要件
-
Splashtop Businessアプリのv3.5.4.0 以降
利用可能なオプション
リモート接続中のツールバーの「キーボードショートカット」には、4 つのオプションがあります。「Splashtopショートカットを有効にする」、「システムショートカットを有効」、「入力解除の
ショートカットを有効にする」、「ショートカットのCmdキーを再度マップする」です。
「Splashtop ショートカットを有効にする」「システムショートカットを有効にする」オプションにチェックを入れると、ショートカットがローカル側に適用されます。チェックを外すと、ショートカットがリモート側に適用されることを意味します。
「入力解除のショートカット」の場合、オプションにチェックを入れると有効になり、チェックを外すと機能が無効になります。
「ショートカットの Cmdを再度マップする」の場合、オプションにチェックを入れると有効になり、オプションのチェックを外すと機能が無効になります。
キーボードショートカット | オプションにチェックを付けた場合 | オプションのチェックを外した場合 |
Splashtopショートカットを有効にする | Splashtopのショートカットは接続元(ローカル側)で動作します。 | Splashtop のショートカットが接続先(リモート側)で動作します。 |
システムショートカットを有効にする | システムのショートカットは接続元(ローカル側)で動作します。 | システムのショートカットが接続先(リモート側)で動作します。 |
入力解除のショートカットを有効にする | 入力解除のショートカットを【有効】にします。 | 入力解除のショートカットを【無効】 にする |
ショートカットのCmdキーを再度マップする | Cmdキーのショートカットの 再マップを【有効】にする |
Cmdキーのショートカットの再マップを【無効】にする |
Splashtop のショートカットは、アプリのメイン画面とセッション画面で使用できる便利なキーボードショートカットを提供しています。
ご利用いただけるショートカットはこちらをご確認ください。
Mac&Windows で最もよく使われるシステムショートカットをいくつかまとめましたので、ご利用ください。
これらのショートカットは、ワークフローに合わせて接続先(ローカル側)コンピュータまたは接続先(リモート側)コンピュータのどちらで動作するかを選択できます。
Mac
ショートカット |
動作 |
Command + Tab |
アプリを切り替える |
Command + H |
ウインドウを非表示 |
Command + M |
アクティブなウインドウをを最小化する |
Command + ` |
ウインドウを循環する |
Command + スペース |
スポットライトメニューを開く |
Windows
ショートカット |
動作 |
Alt + Tab |
アプリを切り替える |
Shift + Alt + Tab |
アプリを逆に切り替える |
Windowsキー + D |
デスクトップの表示と非表示 |
Windowsキー + M |
すべてのウィンドウを最小化する |
Windowsキー + Shift + M |
デスクトップ上の最小化されたウインドウを復元する |
Windowsキー + Tab |
タスクビューを開く |
このショートカットは、マウス& キーボードのフォーカスを Splashtopアプリの外に移動させることができます。すべての入力はリモートウインドウから解除され、すべてのショートカットはローカルコンピュータ上でのみ機能します。
ショートカット |
動作 |
control + Command (Mac) Ctrl + Alt(Windows) |
マウスとキーボードの入力を離します。 (ショートカットはローカルコンピュータで動作します) |
使用例: Windows ユーザーのローカルPC上のアプリを切り替えるには、
Windowsの場合、Alt +Tabを使用してアプリを切り替えることができます。Windows コンピュータから Windows コンピュータに接続している場合は、Alt + Tabを使用してリモートPCでアプリを切り替えることができます。
入力解除のショートカットを使用すると、Alt + Tabを使用してローカルPCでアプリを切り替えることもできます。
1.入力解除のショートカットがチェックされていない場合、Ctrl + Altを押すと、リモートPCでアプリを切り替えることができます。
2.「入力解除のショートカットを有効にする」のオプションにチェックを付けて【有効】にします。
3.入力解除のショートカットキー Ctrl + Alt を押すと、リモートセッションがグレーアウトし、ローカル側にも操作が適用されることを示します。
4.Ctrl + Altを押すと、リモートコンピュータではなく、ローカルコンピュータのアプリを切り替えることができます。
Business アプリをv3.5.4.0 に更新し、クロスプラットフォーム接続 (Windows ⇒ Mac または Mac ⇒ Windows) の場合のみ、controlキーとCommandキーを再マップできます。
ショートカットテーブル
以下のショートカットと完全に一致するものを再マップします。
|
MacOS(接続元) | Windows(接続先) |
すべて選択 | Cmd + A | Ctrl + A |
コピー | Cmd + C | Ctrl + C |
ペースト | Cmd + V | Ctrl + V |
元に戻す | Cmd + Z | Ctrl + Z |
カット | Cmd + X | Ctrl + X |
保存 | Cmd + S | Ctrl + S |
検索 | Cmd + F | Ctrl + F |
印刷する | Cmd + P | Ctrl + P |
ファイルを開く | Cmd + O | Ctrl + O |
新しいウインドウを開く | Cmd + N | Ctrl + N |
ウインドウを閉じる | Cmd + W | Ctrl + W |
新しいタブを開く | Cmd + T | Ctrl + T |
|
Windows(接続元) | MacOS(接続先) |
すべて選択 | Ctrl + A | Cmd + A |
コピー | Ctrl + C | Cmd + C |
ペースト | Ctrl + V | Cmd + V |
元に戻す | Ctrl + Z | Cmd + Z |
カット | Ctrl + X | Cmd + X |
保存 | Ctrl + S | Cmd + S |
検索 | Ctrl + F | Cmd + F |
印刷する | Ctrl + P | Cmd + P |
ファイルを開く | Ctrl + O | Cmd + O |
新しいウインドウを開く | Ctrl + N | Cmd + N |
ウインドウを閉じる | Ctrl + W | Cmd + W |
新しいタブを開く | Ctrl + T | Cmd + T |
例
Macコンピュータから Windows コンピュータにリモート接続する場合は、commandキーがControlキーとして再マップされます。つまり、command+ Cまたはcommand+ Vは、リモート接続先のWindowsコンピュータではcontrol + Cまたはcontrol+ Vとして機能します。
Windows コンピュータから Mac コンピュータにリモート接続する場合はcontrolキーがCommandキーとして再マップされます。つまり、control+ Cまたはcontrol+ VはリモートMacコンピュータでcommand+ Cまたはcommand+ Vとして動作します。